2016年8月11日より開催されている『あいちトリエンナーレ2016』の豊橋地区へ行ってきたのですが、想像をはるかに超える素晴らしさでした…。
ちなみにとよはしMAP管理人の芸術に関する知識は、『ピカソと岡本太郎がなんかスゴイらしい』くらいしかなかったのですが、そんな芸術のげの字も分からない人でも感動と鳥肌のオンパレードでしたよ!
以下、あいちトリエンナーレ2016豊橋地区(PLAT会場、水上ビル会場、豊橋駅前大通会場)の様子について簡単にまとめてみました。
PLAT会場
どの会場から行ったらいいかもよく分からなかったので、豊田市美術館館長さんのツイートを頼りに、まずは穂の国とよはし芸術劇場PLATへ向かってみました。
あいちトリエンナーレ2016 岡崎&豊橋地区のまわり方⑤:お昼を済ませたら豊橋駅へ。豊橋地区は徒歩で大丈夫です。先ずは豊橋駅近くのPLATへ。大巻伸嗣さんの大きな壺の形の作品など。鳥にまつわるプロジェクト展示もあります。 pic.twitter.com/bkvOjHlvea
— TMMoA館長(豊田市美術館) (@masa7878) 2016年8月14日
豊橋駅南口から徒歩約3分、PLATに到着。
入口の前でさっそくジョアン・モデの作品(T-03)を観ることができます。
館内に入ると、大巻伸嗣さんの作品(T-01)が。大きい…!
よく見てみると、人類の進化が描かれていたりします。
大きさはもちろんのこと、その美しさに圧倒されました。
ちなみにPLAT会場は無料で入場できますが、その他の会場にも行く予定の方はPLAT内のチケットカウンターで購入しておくと便利です。
豊橋地区限定チケットは、300円で購入できます。
水上ビル会場
あいちトリエンナーレ2016 岡崎&豊橋地区のまわり方⑥:PLATから水上ビル会場はすぐ近く。水路の上に建てられたビルの商店街の所々に展示会場。ラウラ・リマの展示は小鳥たちが沢山いて、個人的にはオススメ! pic.twitter.com/4aB4DgVtl0
— TMMoA館長(豊田市美術館) (@masa7878) 2016年8月14日
次は水上ビル会場へ。
1960年代に農業用水路の上に建てられた複数のビルが、約800メートルに渡り連なっています。
ラウラ・リマの作品(T-04)では、なんと4階建ての建物内に本物の鳥100羽が放たれています。
スタッフさんに大切に育てられているからか、わりと近くに行っても逃げていきません。なんて愛くるしい子たちなんでしょう。
鳥が畳の上をピョンピョンはねていて、なんだか不思議な光景です。
ネットが張られた屋上にも、鳥たちが行き来できるようになっています。
初めて水上ビルの屋上から眺める景色も、とても新鮮でした。
外から見ると、こんな感じです。
窓から木が飛び出しているので、分かりやすいかと思います。
水上ビルを進んでいくと、イグナス・クルングレヴィチュスの映像作品(T-06)を観ることができます。
ぽつんとテレビが置いてあるだけのように見えますが、中に入ると重低音が響き渡っていてかなりの迫力です。
豊橋駅前大通会場
あいちトリエンナーレ2016 岡崎&豊橋地区のまわり方⑦:水上ビルから、はざまビル大場へ、そして開発ビルとまわれば、その後、豊橋駅に戻るのも便利です。岡崎&豊橋地区とも、ここでオススメしたコースを逆まわりしてもOKです。どうぞお楽しみください! おわり
— TMMoA館長(豊田市美術館) (@masa7878) 2016年8月14日
豊橋駅方面に戻りながら、豊橋駅前大通会場の『はざまビル大場』、『開発ビル』へ向かうことに。
(豊田市美術館館長さん、ツイート掲載の承諾をいただき誠にありがとうございました!)
はざまビル大場
はざまビル大場は、名豊ビルのお隣です。
宇宙船のような作品があり、中に入ることもできますよ!
会場内には砂が敷き詰められています。
こちらの機械で音響を自由に操作できるので、軽くDJ気分を味わえます。音響によって作品がまた違って見えるので、なんだか不思議。
2階には、映像作品も展示されています。
開発ビル
開発ビルでは一旦10階までエレベーターで上がり、順路にそって階段で下の階へと降りていきます。
10階は、石田尚志さんの作品(T-10)。なんとも幻想的です…!
9階の佐々木愛さんの作品(T-11)は、なんと砂糖や卵白などで作られているんですって!
5階には、久門剛史さんの作品(T-16)が。大きな木箱が、綺麗な光を放っています。
木箱の中をのぞいてみると、なんと全て時計の秒針でした。秒針の動きに合わせて、光が万華鏡のように変化していきます。
静かな室内に、重なり合った秒針の音が心地よく響いていました。
会場以外の場所は通常通り営業していて、非日常と日常の間を行ったり来たり。
全ての作品を観終わるころには、日常風景も作品の一部であるような不思議な感覚になりました。
あいちトリエンナーレ 豊橋地区まとめ
ご紹介した作品はごく一部で、とても見ごたえがありました。
豊橋地区は各会場それぞれ離れていないですが、時間を気にせずゆっくりまわりたい方は半日くらい余裕をみておいた方がよさそうです。
なんでもない商店街の日常風景の中に会場が隠れていたりするので、おおよそ場所だけ確認しておいて、探検してみるのも面白いと思います。
ちなみに水上ビル会場のとある場所に、ちくわのイラストを刻んできましたのでぜひ探してみてください。
そして豊橋地区のスタッフさんは、とっても親切!パンフレットには載っていない作品のエピソードも、たくさん聞くことができました。
私のように、今まで芸術作品にあまり関心の無かった方でも十分すぎるほど楽しめると思いますので、無料で入場できるPLATだけでもプラッと行ってみてはいかかでしょうか(プラットなだけに)。
あいちトリエンナーレ2016は、2016年10月23日(日)まで開催です。